2024年の3月14日に和歌山県で小型ロケット「カイロス」1号機が打ち上げられましたが、その5秒後に爆発しました
成功したら、民間単独開発のロケットとしては初の快挙となるはずでした
開発会社スペースワンの豊田社長は
「失敗という言葉は使わない。一つ一つの試みの中に新しいデータがあり、経験がある。全て新しい挑戦への糧と考えている。これが会社としての文化だと考えていただければありがたいです。私どもはこれで諦めるつもりは全くございません」
と、さらなる打ち上げへの意気込みを語っておられました
これに対し、スペースX(ロケット開発会社)のイーロンマスクさんが
Rockets are hard
「ロケットは難しい」
と、X(旧Twitter)上で反応していました
”失敗”とはなんでしょうか
別の言葉をいろいろ探してみましたが、難しいですね
頭の中にはあるのに、うまく言語にできないのでここではあえて”失敗”と言っておきます
イーロンさんが2017年にYouTubeに投稿した動画があります
自身のロケット開発での数々の失敗を、コミカルな音楽に合わせて流している動画です
スペースXも同日3月14日に打ち上げを行なっており、「スターシップ」3号機は見事、宇宙空間の軌道投入に成功しました
そんなスターシップも前回、前々回は空中ですぐに爆発していたのです
そこで印象的だったのは、管制室の開発チームが満面の笑みで拍手喝采だったことです
イーロンさん本人も、
Congrats , an exiting test !
「おめでとう、わくわくする打ち上げだった!」
と、スペースXのチームを褒め称えました
何度失敗しようとも、そのデータを生かして次へ進む
また失敗しても決してめげず、成功するまで挑戦し続ける
この姿勢は本当に大切なものだと思います
I have not failed. I’ve just found 10,000 ways that won’t work.
「私は失敗したことがない。ただ上手くいかない方法を10,000通り見つけただけだ」
発明家トーマスエジソンの言葉です
やはりそうなんだな、とさらに考えさせられます
生徒たちを見ていると、失敗や答えを間違えることをすごく怖がっている印象を受けます
(例えば、間違った答えを消しゴムで消して書き直してしまうなど)
これから高校生になるみんな、中学生になるみんな、そうじゃない人も
たっくさんたっくさん失敗をしてください
私もきみたちの1,000倍以上は失敗してきた自信(?)があります
その全部が自分を成長させてくれ、今の自分があります
挑戦しなければ失敗はありません
つまり、失敗は挑戦者の証です
”失敗”の良い言い換えが思いついたら、またブログに書きますね